日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は9月27日、電子メール経由でプリントできる「メールdeプリント(ePrint)」に対応したプリンタ3機種を発表した。9月30日より順次発売する。
メールdeプリントは、プリンタに電子メールアドレスが1つ付与されており、インターネットに接続することで、スマートフォンやモバイルPCからメール経由でプリントできる機能だ。11月にAppleがリリース予定のiOS 4.2に含まれる印刷ソリューション「AirPrint」に対応しており、iPhone、iPad、iPod touchからは直接印刷が可能になるという。
これまでのメール本文や添付ファイルに加え、今回のモデルから画像フォーマット(JPEG、BMP、PNG、GIF)にも対応。すでに発売しているメールdeプリント対応のプリンタ「B110a」もアップデートにより対応する。
今回発表されたのは、新ブランド「HP ENVY100」、プレミアムモデル「HP Photosmart Premium C310c」、3.45インチタッチスクリーンを搭載したスタンダードモデル「HP Photosmart Plus B210a」の3つだ。
HP ENVY100は、デザイン性と機能の両立を追求した新ブランド「HP ENVY」の第1弾。薄さ約10cmのスリムな筐体を採用し、ガラス製でメタリックな質感のスキャナカバー、3.45インチカラータッチスクリーンを一体化したフロントパネルを搭載している。一体型のインクを採用し、黒と3色のカラーインクの4色で印刷する。ダイレクト販売価格は2万9820円で、11月中旬より発売する。
HP Photosmart Premium C310cは、「HP Photosmartシリーズ」の最上位モデルで、4.3インチのカラータッチスクリーンと、5色独立インク、自動両面印刷機能を搭載する。PCを使用せずにネット経由でプリントアウトできる「アプリdeプリント(Print Apps)」に対応し、標準の「ライト アプリ」に加えて、ぐるなびやクレオの日本独自コンテンツを配信予定の「プレミア アプリ」にも対応する。ダイレクト販売価格は2万7930円で、10月下旬より発売する。
HP Photosmart Plus B210aは、3.45インチのカラータッチスクリーンを搭載したスタンダードモデルだ。4色独立インク、2段給紙トレイを備える。アプリdeプリントはライト アプリのみの対応となる。ダイレクト販売価格は1万9950円で、9月30日に発売する。
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