Hewlett-Packard(HP)は6月29日、ウェブ対応の印刷プラットフォーム「HP ePrint」とHP ePrintに対応したプリンタ4製品をアジア太平洋地域で発売すると発表した。米国では先行して米国時間6月7日に発表している。
今回発表されたのは下記の4つ。
これらの製品は時期は未定だが日本でも発売する方針で、すでに日本語サイトの準備も整っている。
今回発表された4つのプリンタには、すべて専用の電子メールアドレスが1台につき1つ付与される。プリンタ宛にテキストファイルや添付ファイルを送信することで、PCを使わずにiPhoneやiPadなどのあらゆる機器からプリントできる手軽さが特長だ。ファイルはテキストファイルのほか、画像(BMP、JPEG、PNG、GIF、TIFF)、PDF、Office文書などに対応する。
ePrintを使えば、急いでいる時にタクシーの中からメールや会議の資料をプリントしておき、会議の準備時間を短縮するといった使い方や、移動中にiPhoneで撮った写真を送り、自宅に戻ってプリントされた写真をゆっくり楽しむといった使い方ができる。なお、プリントできるのは5Mバイトのファイルまで。
電子メールで送信したファイルは、すべてHPのクラウド(ePrintCenter)を経由してプリントされる。セキュリティに配慮し、2つのプリントモードを用意。1つは電子メールアドレスを知っている人なら誰でもプリントできる「非保護モード」で、もう1つは許可した人のみが利用できる「保護モード」だ。保護モードを利用するには、ウェブブラウザでePrintCenterにアクセスし、「approved senders list」を作成する必要がある。リストにない人から送信があった場合はジョブをはじく仕組み。
なお、電子メールアドレスは推測が難しいアドレスを付与するほか、メールアドレスを適時変更することも可能だ。それらの設定は、ePrintCenterで行える。
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