サンフランシスコ発--Microsoftの「Windows」部門責任者であるSteven Sinofsky氏は、米国時間9月15日に開催の「Internet Explorer 9(IE9)」ベータ版発表イベントで壇上には立たなかったが、同製品のリリースと、一般の人々からの最初の反応に細心の注意を払っている。
それは、IEがWindows全体の成功にとっていかに重要な存在となったかを示すものだ。ウェブブラウジングがコンピュータで行う主要な作業の1つであることは間違いなく、Microsoftは実際に多くの調査を行っている。IEは依然として最も多く使用されているブラウザではあるものの、近年は「Google Chrome」や「Firefox」などのブラウザにシェアを奪われてきている。
Sinofsky氏は、IE9発表イベントでの短いインタビューで、IEがOSのセールスポイント(あるいはそれがないこと)として果たす役割について語った。同氏はまた、MicrosoftはブラウザがWindowsという1つのプラットフォームで動作することだけを心配すれば良いという点で、ブラウザメーカーの中で独自の立場にあるとも述べている。それに対してGoogleやMozilla Foundationなどは、広く使用されているWindows OSに加えて「Mac」やLinuxも気にかけなければならない。
「確かにわれわれは、ユーザー数の非常に少ないOSすべてにおいてブラウザを動作させるという重荷は負っていない。他のブラウザにはそれができ、それは素晴らしいことだが、それにはいくつかの意思決定といくつかの困難な課題が伴う」(Sinofsky氏)
Sinofsky氏は、「Windows Live」の役割やその他の話題についても語った。インタビューでのやりとりを編集したものを以下に掲載する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス