新しい「IE9」「Windows Live」の役割とは--マイクロソフト幹部インタビュー - (page 3)

文:Ina Fried(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年09月24日 07時30分

--Windows Liveの次期リリースとIE9の出荷準備が進む中で、次の開発目標はWindowsの次期バージョンになるのではないかと思われます。Windowsの次期バージョンにかなりの時間をかけているのでしょうか。

Sinofsky氏:(無表情で、無言で取材者を見つめる)

--番号さえ言っていませんよ。

Sinofsky氏:(笑って)Windows Live(のアップデート)はホリデーシーズンよりもだいぶ早い時期に予定しています。現在はベータ版ですが、ベータ版の刷新を行いました。間もなくリリースされる予定です。その後IE9をベータ版からリリース版にしなければなりません。そして、そうです、Windowsにも取り組んでいます。

--では、日付や機能の内容についてはお尋ねしない方が良さそうですね。

Sinofsky氏:構いませんよ。お答えしないことはとても簡単ですから。

--Windows Liveの次期リリースは、Windows 7のエクスペリエンスにどのような形で貢献すると思いますか。

Sinofsky氏:WindowsとWindows Liveの組み合わせ、そしてもちろん最新のIEとの組み合わせによって、われわれが完全なWindowsエクスペリエンスと考えるものが得られると思います。Windows Liveは、Windowsとユーザーが関心を寄せるサービスを結びつけ、写真、動画、「Messenger」についても質の高いエクスペリエンスを提供します。非常に刺激的で革新的な機能があり、ハードウェアの処理能力も利用されます。「Movie Maker」と「Photo Gallery」はいずれもハードウェアアクセラレーションが採用されており、全般的に動画のアクセラレーションとグラフィックスのアクセラレーションが使用され、とてもよい出来になっています。このように包括的なエクスペリエンスを得られます。これが直近の期間にわれわれがWindows Liveについて取り組んでいたことです。Facebookを始め100を超えるサービスプロバイダーと接続しました。Windowsにおけるわれわれの役割は、多くの人々にとって成功の場となるプラットフォームを実現することだと考えています。ここには70を超えるウェブデベロッパーやハードウェアデベロッパーがいます。われわれにとって非常に重要なことは、そのような場を提供して人々が自分の優れた取り組みの成果を披露できるようにすることです。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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