Googleは米国時間9月14日夕、「Google Chrome」ブラウザの安定版とベータビルドをアップデートした。深刻と評価された「Mac」版のバグを修正したほか、すべてのプラットフォームを対象に優先度が高いと評価された複数のバグも修正した。「Windows」とMac、およびLinux向けのChrome 6.0.472.59では、Linux固有のメモリ破壊バグも修正された。
本稿執筆時で、Mac版の深刻なバグの情報はまだ一般ユーザーが見られない状態にあった。深刻なセキュリティリスクを引き起こす可能性のあるバグの場合、これはよくあることだ。公開されているGoogleのセキュリティログから判断すると、同社はバグが修正されてから1週間後以降でないと、修正済みバグに関する詳細を公表しないようである。
今回修正されたほかのセキュリティ問題には、ドキュメントAPIとSVGスタイル、入れ子になったSVG要素における解放後使用(use-after-free)に関連する複数のハイレベルバグが含まれる。メモリ破壊に関する2つのハイレベルバグも修正された。そのうち1つはHTML5のジオロケーション機能に関するバグで、もう1つはクメール語の言語処理に関するバグだった。最後に、ポップアップのブロック時にブラウザのクラッシュを経験したことのある少数のユーザーは、その問題が修正されたことに気付くだろう。Chrome 6.0.472.59の更新履歴はGoogleのChromeアップデートブログで閲覧できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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