KDDI代表取締役社長兼会長の小野寺正氏は9月10日、2012年4月に開始予定の携帯端末向け新放送サービス「マルチメディア放送」の事業者がNTTドコモ陣営に決まったことについてコメントした。
小野寺氏は、今回の総務省の決定について残念としながらも、「運用経費が安ければいいという、そこだけがポイントになっていた気がした。安さばかりが評価されるのはいかがなものか」と苦言を呈した。
また、マルチメディア放送についても概念自体があやふやだったと話す。「KDDIは映像配信だけでなく、データのダウンロードサービスも含めた仕組みをMediaFLO上で展開したかった」
NTTドコモとの協業の可能性について聞かれると、「KDDIが目指しているシステムなのかどうか。彼らがどのように仕組みを使おうとしているのかは、公開説明会でも一切説明されていない。説明もなく一緒にやろうというなら委託事業者になるつもりはない」と述べた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果