マイクロブログサービス「Twitter」のユーザー数は1億4500万人を超えるが、モバイルアプリケーションからTwitterを利用するユーザーが増えている。
Twitterの最高経営責任者(CEO)Evan Williams氏は、米国時間9月2日付けのブログ投稿で、Twitterを利用するモバイルユーザーの数が4月半ばから62%増加したことを明らかにした。
新規ユーザーに限れば、その16%がモバイルデバイスのウェブブラウザから初めてのつぶやきを開始している。「Tweetie」と呼ばれていたTwitter用のアプリケーションにブランド名を冠して「Twitter for iPhone」と名称変更する前は5%だった。
Williams氏はブログの中で、Tweetieを買収し、5月にTwitter for iPhoneとして再リリースした理由も語っている。それまでアプリケーションに「Twitter」の名がついたものがなかったため、ユーザーは数多くのモバイルアプリケーションからTwitter用のものを選択するのに苦労していることが、同社の実施したテストで明らかになったのだ。
Twitterは、Twitter for iPhoneのリリースに向けて準備するなかで、ほかのスマートフォンプラットフォーム向けにもブランド名を冠したモバイルクライアントを提供する必要性を認識したため、早急に独自の「Twitter for Android」をリリースするにいたった。一方、Research in Motion(RIM)も同時期に「Twitter for BlackBerry smartphones」をリリースしている。
Twitterのまとめによると、iPhone向けアプリケーションでつぶやきをフォローしたり投稿したりしているのは全ユーザーの8%、BlackBerry向けアプリケーションは7%となっている。ただし、サードパーティー製アプリケーションも依然として人気が高く、「TweetDeck」を使用しているTwitterアカウントは全体の3%になる。総計で14%が、同社のモバイルサイトからアクセスしている。
Twitterユーザーの78%は今でも従来のウェブサイトから直接Twitterにアクセスしているとはいえ、他のアプリケーションの果たす役割は大きくなっている。
「OAuth」の認証を受けたアプリケーションの数はおよそ30万に達し、Twitterが4月に技術者向けカンファレンスChirpを開催して以来3倍になっていると、Williams氏は言う。オープンな認証プロトコルであるOAuthを利用すると、サイトに情報を保存しているユーザーが、他のサイトに対してその情報へのアクセスを許可できるようになる。開発者はOAuthを利用することで、専用のTwitterクライアントやウェブページを使わなくても、つぶやきのフォローや投稿ができる手段をユーザーに提供できるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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