政府情報システム:年間運用経費4000億円弱--メインフレームで全体の半分

 政府の情報システムの運用状況をまとめた調査結果を、このほど総務省が発表した。まとめによると、地方も含めた中央省庁の情報システムは2059。運用コストは2010年度で3885億2600万円にのぼるという。このうち、メインフレームで作られたシステムは94種類。運用費用は1842億4300万円と全体の約47%を占める。

 今回の調査結果を受け、総務省の原口大臣は9月3日、閣議後の記者会見で「政府の情報システムの運用実態が取りまとめられて公表されるのは初めての試み。従来の旧式のシステムとして刷新の対象とされてきたものを1個1個仕分けし、刷新につなげたい」とコメントした。総務省では、政府の情報システムの効率的な整備・運用のあり方を検討するための有識者検討会を開催。政府の情報システムの刷新を目指し、今後1年間議論を続けていく。

政府情報システムの現状
府省名情報システム数2010年度運用経費
(単位:百万円)
全体うちメインフレーム全体うちメインフレーム
内閣官房30640
内閣法制局301040
人事院1208570
内閣本府4513136267
宮内庁1102620
公取委301570
警察庁152129473814
金融庁29017890
消費者庁107120
総務省1040139770
法務省1341451333035
外務省15149071118
財務省8646313431326
文部科学省83029820
厚生労働省98567154717109279
農林水産省75069850
経済産業省6512231618808
国土交通省2264269049999
環境省75119238
防衛省8912255206589
合計205994388526184243

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