ソニーは、ヘッドホンの新製品としてオーバーヘッドタイプのステレオヘッドホン「Z/ZX」シリーズと、密閉型のインナーイヤーレシーバー「NUDE EXモニター」シリーズを発表した。
最上位機「MDR-Z1000」(Z1000)と「MDR-EX1000」(EX1000)には、振動板に新素材の液晶ポリマーフィルムを採用。従来製品に比べ、剛性を高め、原音に忠実な再生音を実現するとしている。
Z1000には、パッドの内側に低反発ウレタンを装着した新開発の「ノイズアイソレーションイヤーパッド」を採用。耳の形に合わせてパッド部が追従することで、装着性を向上させた。さらに縦長形状にすることで、髪の毛などを挟み込みづらくし、遮音性を高めたという。ハウジング部には、軽量のマグネシウム合金を用いることで、不要な振動を低減させた。ヘッドホンコードは着脱式で、1.2mと3mのコードを同梱する。重量は270g。
オーバーヘッドタイプのステレオヘッドホンは、Z1000のほか、「MDR-ZX700/500/300/100」の全5機種をそろえた。Z1000は11月10日、それ以外のモデルは10月10日に発売する。ZX700は、直径50mmのドライバユニットを採用したモデル。イヤーパッドにZ1000同様のノイズアイソレーションイヤーパッドを用い、装着感と遮音性を向上させた。ドライバユニットにはネオジウムマグネットを使用。重量は260gになる。
EX500は低反発ウレタンのイヤーパッドを採用。40mmのドライバユニットを搭載する。ボディカラーはブラックとホワイトの2色を用意。重量は180gになる。
ZX300と100は、10〜20代をターゲットにしたカジュアルなモデル。豊富なカラーバリエーションと120gという軽量ボディを持つ。ZX300には、高磁力ネオジウムマグネットを採用した30mmのドライバユニットを搭載する。両シリーズともに、イヤーパット部がフラットに収納できるスイーベル機構を採用する。
インナーイヤーレシーバタイプは、EX1000を筆頭に、「MDR-EX600/EX510SL/EX310SL」の4機種を用意する。ソニーによるとEX1000に搭載されている直径16mmのドライバユニットは密閉型ステレオイヤーレシーバでは業界最大になるとしている。発売はEX1000/600が10月23日、EX510SL/310SLが11月10日になる。
EX1000は、イヤーピースの内側に低反発ウレタンフォームを内蔵したノイズアイソレーションイヤーピースを採用。内側から押すことで耳への隙間を少なくし、遮音性を高めたという。装着方法は耳の後ろにケーブルを通すイヤーハンガーを採用。ハンガー部に、プラスチック素材の「テクノロート」を用いることで、形状を自由に変化させ、装着感を向上させた。
EX1000/600には、ハウジング部とケーブルが取り外せる着脱式コードを使用。0.6mと1.2mのコードを付属する。
EX600は、振動板に現行機同様のMLダイアフラムを使用。ドライバユニットは直径16mm、ノイズアイソレーションイヤーピースを採用する。
EX510SL/310SLは、直径13.5mmのドライバユニットを採用。独自のフィッティングアシスト機構を備え、落ちにくい構造にしている。
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