Google Talkには以前からビデオチャットサービスが統合されていた。これは、Skypeや「Yahoo Messenger」「Windows Live Messenger」などのチャットサービスでできるビデオ通話と競合するものだ。ビデオが選択肢でない場合でも、Gmailから簡単に音声通話を開始できるので、それに無料の国内通話と安価な国際通話が加わるというのは魅力的だろう。ただし、通話が始まった後に音声通話とビデオ通話を切り替える簡単な方法は、われわれは見つけられなかった。
VoIPサービスがGoogleのアドレスブックと統合される点も、新しいユーザーをひきつける特典の1つだろう。このようなサービスに注目してきた人なら、コンピュータから(米国とカナダの)固定電話に無料で電話をかけられることで、(通話サービスをどのように利用しているかによっては)Googleの方に心が動くかもしれない。Skypeの通話は、コンピュータから全世界の別のコンピュータへ(あるいはモバイルSkypeアプリ同士で)は無料だが、コンピュータから固定電話にかけるにはクレジットを購入する必要がある。Googleの電話サービスは現在のところ、別のユーザーのGmailアカウントには電話をかけられないようだ。
Googleの通話料金表では、英国とフランスの固定電話への通話は1分2セント、インドでは1分6セントとなっている。米CNETがすでに報じたように、Googleは2010年以降も料金を値上げする計画はないとしているが、同社は、米国とカナダへの無料通話を続けられるほどの売り上げを国際通話から得られるかどうか注視するだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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