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Facebook Placesの影響--チェックインビジネスの岐路 - (page 4)

文:Caroline McCarthy(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年08月25日 07時30分
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 ジオロケーション分野において新たにライバルとなった新興企業とFacebookの関係は根深い。南アフリカ出身で、穏やかな話し方をするSharon氏はSocialightと呼ばれるニューヨーク拠点のマッピング新興企業を共同創設した後、2008年にFacebookに入社した。Socialightは、ほとんどの携帯電話にGPSが搭載されるようになるずっと前に、基本的なジオタグ機能を実装していた。さらに、非常に小規模なSocialightは開発者のNaveen Selvadurai氏も雇っていた。Selvadurai氏は2009年にSocialightを退社し、自らが共同創設したFoursquareでフルタイムで働き始めた。両氏には過去に職業上のつながりがあったものの、米CNETが聞いたところでは、Sharon氏はFacebookの取り組みに関して、Selvadurai氏とそのチームにあまり多くのヒントを与えなかったという。

 現在の状況に詳しい情報筋が米CNETに述べたところによると、Foursquareは今回の発表について長い間何も聞かされていなかったこと、そして、買収交渉の際にFacebookがFoursquareを見下すような態度を取ったことを理由に、発表に参加すべきかどうか迷っていたという。この情報筋は、FacebookがFoursquareの買収金額として1億2000万ドルを提示したと述べている。Foursquareは約1億5000万ドルを要求し、Facebookは交渉を打ち切った。Foursquareのモバイル事業開発部門を率いるHolger Luedorf氏がFacebook Placesローンチイベントに参加し、その結果としてFoursquareがGowallaやYelpと並んで姿を見せるという決定は文字通り土壇場で下された。

 今回の一件で顕著だったのは、Twitterの名前が一度も出てこなかったことだ。Twitterも2010年にジオロケーション機能をローンチしており、またFoursquareと同様に、Facebookの買収の標的となったが、買収は失敗に終わっている。そして、Hot Potatoの名前も出てこなかった。Hot Potatoは小規模な「チェックイン」サービスで、話を聞く相手によって、つい最近Facebookに買収されたとも、買収が間近であるとも言われている(編集部注:Hot Potatoは8月20日、Facebookに買収されたことを発表した)。

 Facebook Placesに関しては多くの疑問が残っている。例えば、Foursquareのようなサービスに及ぼす影響、最終的にメインストリームにどこまで受け入れられるのかという問題、Facebookがどんな種類のデータを維持し、同社のビジョンである「記憶」に織り込むことを計画しているのか、などだ。だが、全体的な目標ははっきりしている。Facebookはソーシャルなつながりで構成されるウェブの複雑な地図を捕らえようと、さまざまな試みを行ってきた。金ぴか時代の鉄道独占と同じ手法で、目標は必ずしも目的地を所有することではなく、通行と通信のルートをコントロールすることである。これに関しては、Facebookは同社の支配力を物理世界にまで拡大しようと大胆な試みを行ってきた。そして、一部の人が帝国のような傲慢さだと表現するかもしれないジェスチャーによって、Facebookは歴史にまでその支配力を拡大しようとしている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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