Facebookが米国時間8月18日に発表した新しいロケーションサービス「Places」について、複数のプライバシー擁護団体が懸念を表明している。どれほどのデータが収集されるのか、機能を無効にするにはどれだけの手順が必要なのか、サードパーティーにどれほどの情報が公開されるのか、といった点だ。米自由人権協会(ACLU)北カリフォルニア支部は声明を発表し、同社が過去のプライバシー問題から教訓を得て、ロケーション共有をデフォルトで「友人のみ」に設定している点を称賛する一方、友人をチェックインする機能を特に問題視する点として挙げ、「Facebook Placesの世界では、『ノー』という選択肢がない」と述べた。
これに対し、Facebookは19日、ACLUはPlacesの機能方法を誤解していると反論し、「位置情報の共有に加わることを明示的に選択しない限り、位置情報がユーザーと関連付けられることはない。明示的に許可していない場合には、誰もロケーションにチェックインされない」と述べた。同社はまた、他の位置情報サービスと比べてPlacesのセキュリティが優れていることを多くのサードパーティーから称賛されていると述べたが、実際にはACLUのほかにも複数の団体が懸念を表明している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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