警察庁は、2010年上半期における出会い系サイトを通じて児童が犯罪に巻き込まれた事件の検挙状況を発表した。
まとめによると、2010年上半期、出会い系サイトを利用して犯罪被害に巻き込まれた児童は、前年同期比46.8%減少の141人。罪種別でもっとも多いのが「児童買春」で82人、次いで、「青少年保護育成条例違反」が25人、「児童福祉法違反」が23人の順だった。
一方、SNSやゲームサイトなど出会い系以外のサイトを通じて犯罪被害に遭った児童の数は601人。前年比で10.3%増加し、中でも「青少年保護育成条例違反」が378人、「児童買春」が107人、「児童ポルノ」が83人となった。
また、14歳以下の被害児童の数は、出会い系サイトで22人(15.6%)。対して、出会い系以外のサイトでは184人(30.6%)と、出会い系サイトよりも被害児童の低年齢化が顕著に表れる結果となった。
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