Facebookのセキュリティ対策で、Twitterと比べて優れているのは、故人ユーザーのアカウントでログインできないようにもしていることだ。つまり、認証情報を知っている友達や家族など、いかなる第三者も、以前のようにそのアカウントを使用することはできなくなる。このことはLegacy Lockerの考えとは一致しないが、同社は誰がアクセス可能なのかを調整する責務から開放され、その責任を再びFacebookに戻すことになる。
ウェブが登場してから比較的歴史が浅いことや、人々があるソーシャルサービスからほかのサービスへ渡り歩く傾向が強いことを考えれば、30年後も現在と同じように、FacebookとTwitterがユーザーの暮らしの重要な一部であるとは想像しにくい。とはいえ、ここで説明したようなポリシーがない方がよいということではない。どちらかといえば、そうしたポリシーはできるだけはっきりと定められるべきだ。そして、特にアップロードされたコンテンツの再取得に関しては、家族が利用できるツールや選択肢を数多く用意するのがよい。Facebookのユーザー数は、1年足らずのうちに3億人から5億人へと増え、その勢いが衰える兆しはほとんどない。そのような成長が続けば(ある程度はTwitterも同じだ)、ユーザーの死亡についてのポリシーは、ユーザー登録時に最初に合意するポリシーと同じぐらい重要になる可能性が高い。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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