カリフォルニア州トラッキー発--Hewlett-Packard(HP)の最高技術責任者(CTO)Shane Robison氏によると、同社が買収したPalmは、スレートなどのコンピュータやスマートフォン、次世代プリンタなど、さまざまな製品に影響を及ぼすという。
Robison氏は当地で開催のTechonomyカンファレンスの講演で、「Palmがわれわれにもたらすのは、現代的なウェブ指向の接続型OSである」と述べた。
HPは以前にも同じことを話しているが、Robison氏は、「webOS」がHPの製品ラインに及ぼす影響は一部の人々が考えているよりも大きいという可能性を示唆している。例えば、同氏はHPのプリンタの大半が間もなくウェブ接続に対応し、コンピュータがなくても印刷できるようになると述べている。webOSを利用することで、HPはこうしたデバイスの多くに共通のインターフェースを採用できるようになるという。
Robison氏は、「われわれはアプリケーションストアを手に入れた」と述べる。HPが設計した多様なアプリケーションとともに、大規模な開発者コミュニティーも生まれるだろう。
Robison氏は講演後の短いインタビューの中で、webOSはネットブック上で役割を果たすことになるが、生産性タスクを求めているユーザーにとって、「Windows」の代替品にはならないだろうと述べている。
「既に獲得した市場を破壊しようというのではない。それは優良な市場だ」(Robison氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス