Googleは同社のウェブ検索履歴製品をモバイル版検索ホームページのより深い部分に統合した。米国内のユーザーが、対応する携帯電話からGoogleにアクセスすると、ページの下部に新しい履歴オプションが追加されていることに気づくはずだ。このオプションでは、最新の10件の検索履歴や、検索クエリを実行した時間とそれに使用したデバイスを、携帯電話向けに最適化されたページで確認できる。追加の結果は一度に15件ずつ読み込むことが可能だ。
この新しいリスト機能は2007年前半ごろからあるウェブ閲覧履歴製品を単に最適化したものだ。利用するには、ユーザーは最初にオプトインする必要がある。オプトイン後に、この新機能はユーザーがサインインしているすべてのコンピュータや携帯電話の検索の追跡を開始する。
また、ユーザーのすべての履歴をリスト表示するだけでなく、スターが付けられた検索結果ページも閲覧できる。スター機能は、Googleが2010年3月上旬に同社の「SearchWiki」プロジェクトを捨てて、より従来型のブックマーキングシステムを採用して以来、携帯電話でも通常のブラウザでも利用することができる。
今でも利用可能で、今でもモバイルインターフェースから非常に簡単にアクセスできる便利な機能が1つある。それは削除ボタンだ。検索したアイテムのグループ全体を一度に削除することはできない(デスクトップ版では可能)が、検索履歴ページ上部の「Edit」ボタンを押した後は、1回の操作でアイテムを1件ずつ削除することができる。
全体としてみれば、これは便利な追加機能だ。そして、Googleにとって、この機能をタッチスクリーンデバイス向けにカスタマイズすることは造作もないことに違いない。同社の「Android」を搭載したハンドセットでは、検索履歴はウェブおよびモバイル検索体験のより深い部分に組み込まれている。したがって、その機能がスタートページのより目立つ部分に配置され、ほかのハンドセットのユーザーにも見えるようになったことは驚くに値しない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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