Googleは、同社が2009年に発表した「Google Squared」テクノロジを活用する方法を発見し、その過程で検索結果ページにより多くのコンテンツを追加した。
Googleは米国時間5月12日午前、 2つの新しい検索機能を公開した。いずれの機能も、Google Squaredを使った実験を通して得られた結果を活用している。Googleはちょうど1年前、Google Squaredを「Google Labs」プロジェクトの1つとして発表した。当時期待されていたのは、構造化された検索結果の提示方法についてより詳しく学ぶことだった。
この取り組みは、ユーザーを検索結果ページ上により長時間とどまらせる方法の発見という、うれしい副産物をGoogleにもたらした。例えば女優Catherine Zeta-Jonesの生年月日というような具体的な事実を検索すると、その答えがクエリボックスの下に直接表示されるようになる。そのため、リンクをクリックし、答えを掲載するウェブページに移動するという煩わしい問題が排除される。Googleの多くの新機能と同様に、この機能も段階的にユーザーに公開されていく予定だ。
Googleはしばらく前から、このような方向へ進んでいる。1月には、検索結果へのリンクの下にこの種の断片的なデータを提示するようになった。こうした方向性は、ユーザーに情報を届けるというGoogleの使命と合致しており、今後、モバイル環境では間違いなく重宝されるだろう。しかし、同時に、検索ユーザーをGoogleのサイト上にこれまでよりも少し長い時間とどまらせるというメリットもある。ユーザーは、Googleのサイトにとどまっている間、広告を少しでも見るかもしれない。
Googleは、ページの左側に新たに設けられた「Something different(何か別のもの)」セクションが、Google Squaredテクノロジを使って構築されたことも明らかにした(Google Squaredは、Google Labsに未だにとどまっている)。Google Squaredはクエリを受け付けると、ウェブをクロールして、スプレッドシートのような形式で情報を返す。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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