パナソニックは7月29日、2011年3月期第1四半期(4〜6月)の連結業績を発表した。全セグメントで売り上げが伸長し、売上高は前年同期比35%増の2兆1611億円になった。
営業利益は前年同期における202億円の赤字から838億円の黒字、税引前利益は同518億円の赤字から843億円の黒字、純利益は530億円の赤字から437億円の黒字と、それぞれ大幅増益となった。
デジタルAVCネットワーク部門は、売上高で前年同期比8%増の8317億円、営業利益は同136億円の赤字から279億円に黒字化した。薄型テレビ、Blu-ray Discレコーダー、カーエレクトロニクスなどが好調だったとのこと。ただし携帯電話は減収になった。
白物家電などを有するアプライアンス部門は、売上高が前年同期比5%増の3228億円、営業利益は同73%増の323億円になった。エアコン、電子レンジなどの売上増と、合理化努力などが増益に結びついたという。
また、7月29日に完全子会社化を発表した三洋電機は、売上高4130億円で、太陽電池、車載機器、光ピックアップなどが好調に推移。営業利益は、買収に伴ない計上された無形固定資産の償却費などを含め50億円になったとしている。
なお、通期業績見通しは5月の発表時点から上方修正を加え、売上高8兆9000億円、営業利益3100億円、税引前利益2100億円、純利益850億円とした。
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