マイクロソフト、クラウドデータベース開発ツール「Houston」のCTP1を公開

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:末岡洋子2010年07月22日 15時32分

 Microsoftは米国時間7月21日、クラウドで迅速にデータベースを開発するためのツール「Houston」の初のコミュニティーテクノロジプレビュー(CTP)を公開した。

 HoustonのCTP1は、MicrosoftのSQL Azure Labsのウェブサイトより利用できる。

 Microsoftが最初にHoustonを披露したのは、2009年11月のProfessional Developers Conference(PDC)だ。その後、2010年3月のMIXカンファレンスでは詳細情報を公開、ブラウザベースの「Silverlight」管理ツールで、開発者はMicrosoftのクラウドデータベース「SQL Azure」と直接やりとりできるなどの機能を明らかにした。

 SQL Azure Team Blogの7月21日付の投稿では、「Project Houstonはウェブベースのデータベース管理ツールで、クエリのオーサリングと実行、データベーススキーマの設計と編集、テーブルデータの編集などの基本的なデータベース作業を行うことができる」とHoustonを説明している。

 この投稿では、Houstonの正式版のリリース時期について触れていない。もし情報が得られれば報告したい。

 Microsoftは7月15日まで開催したWorldwide Partner Conference(WPC)で、もう1つのクラウド関連ツール/サービス「Dallas」を2010年第4四半期に利用可能にする予定であることも明らかにしている。DallasのCTP3は、2010年8月中旬に公開の予定だ

 Dallasは、Windows Azure上でアプリケーションを開発および運用する人々が利用できる「プレミアムデータサブスクリプション」(パブリックデータとプライベートデータの両方)を検出、購入するためのサービス。共通のマーケットプレイス、フレームワークのプロビジョニング/課金などが含まれている。

 Dallasにデータを提供することを表明しているコンテンツプロバイダには、米航空宇宙局(NASA)、National Geographic、Associated Press、Zillow.com、Weather Centralなどがある。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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