携帯電話大手のNokiaが、Olli-Pekka Kallasvuo氏に代わる新しい最高経営責任者(CEO)を探している、とThe Wall Street Journal(WSJ)が米国時間7月20日に報じた。
記事中の匿名人物の発言によると、フィンランドに拠点を置く同社の取締役会は、2010年7月末までに決定を下す可能性があるという。Nokiaは、米国に拠点を置く少なくとも2人の企業幹部にCEO就任を打診した、とThe Wall Street Journalは報じている。
Nokiaは今も大手携帯電話メーカーだが、Appleの「iPhone」や、HTC、Motorola、Sony Ericsson、サムスンなどのメーカーが製造する「Google Android」搭載端末のような超人気のスマートフォンには遅れをとったままだ。
とはいえ、Nokiaは方針転換を進めている。何年もかけてスマートフォン向けOS「Symbian」を開発した後、同社はスマートフォンの主力製品ラインを、Intelと共同開発しているLinuxベースの「MeeGo」に移行している。Nokiaは、オープンソースプロジェクトのSymbianに投資を続けており、Symbian開発者が多種のスマートフォンで稼働するウェブ型のアプリをより容易に開発できるよう取り組んでいる。
スマートフォン時代において、プログラマーを惹きつけることはカギとなる。膨大で多種多様なアプリケーション群を利用できることが、新しい携帯電話の大きな魅力になっているからだ。そうしたアプリケーションは、ダウンロードして基本機能を拡張したり、生産性ツールを追加したり、幅広い高度なゲームを提供したりできる。
NokiaはWSJの記事について、「当社は、市場でのうわさや憶測についてコメントしない」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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