2010年のクリスマスシーズンに合わせて消費者向け市場に投入される予定の「Windows Phone 7」は、競争の激しいスマートフォン市場における自社の存在感を回復しようとするMicrosoftの試みである。同社は今週、さらに関心を集めようと、ワシントンD.C.で開催中のWorldwide Partner Conferenceと米国時間7月13日付けのブログ投稿において、Windows Phone 7に関する情報をいくつか明らかにした。
Microsoftのモバイルコミュニケーション事業担当シニアバイスプレジデントを務めるAndy Lees氏によると、同社はWindows Phone 7を、同社の他のサービスへの接続手段として位置づけているという。例えば、Windows Phone 7では、Wi-Fiを利用してPC上で動作する「Zune」ソフトウェアに接続し、ユーザーが音楽、動画、写真などのファイルを取得したり管理したりできるようにする予定である。「Games」ハブ機能では「Xbox Live」向けのコンテンツを提供し、Windows Phone 7ユーザーがオンラインで対戦する他のユーザーを招待できるようにする予定だ。
Windows Phone 7を使用すると、ユーザーは、ホスト先がWindows Live、Gmail、またはExchangeであるかにかかわらずウェブベースの電子メールやカレンダーにアクセスできるようになり、「Office」ハブは「Word」「PowerPoint」「OneNote」「SharePoint」などのOfficeアプリケーションと接続する予定であるとMicrosoftは述べた。同社は、ユーザーが写真を公開したり、Windows Liveコンタクトを同期したり、紛失した携帯電話を探し出すための「Find My Phone」サービスを利用したりすることのできる、新しい「Windows Phone Live」サイトについてもアピールしている。
Windows Phone 7はまず、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語の5カ国語に対応する予定である。Windows Phone Marketplaceでは、17カ国のユーザーがアプリケーションを売買できるようになる予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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