ラスベガス発--Microsoftは米国時間3月15日、当地で開催中のMIX10で目玉となっている「Windows Phone 7」について、この新しいモバイルOSを搭載した携帯電話向けのソフトウェアを開発する方法を詳しく説明した。Windows Phone 7は2010年後半のリリースが予定されている。
Microsoftが同日に発表したプレスリリースには、Windows Phone 7の機能の一部が説明されているが、それによると、Windows Phone 7には位置情報システムとプッシュ通知システムが組み込まれるという。プッシュ通知機能は、アプリケーションが実行されていない状態でも動作する。また、デジタル著作権管理(DRM)を付加した、ハードウェアアクセラレータによる動画処理や、高品質なコンテンツ表示を実現するスムーズなストリーミングをサポートする。
さらにMIX10では、「Silverlight」あるいは「XNA Game Studio」を使用したソフトウェア開発に向け、必要なツールが提供されることが発表された。XNA Game Studioは本来、「Xbox」向けソフトウェアを開発するためのツールだ。また、ソフトウェア開発者は、新設の「Windows Phone Marketplace」で自分のプログラムを販売できるようになるという。
MIX10の会場では、構想段階、試作段階、および開発初期段階のWindows Phone向けアプリケーションが数多く披露された。
これとは別に、Microsoftはほぼ最終となる「リリース候補版」の「Silverlight 4」を公開した。「Silverlight 4」は、2009年11月に開催されたProfessional Developer Conference(PDC)でベータ版が発表されていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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