キヤノンは7月12日、フォトブック製作サービス「PHOTOPRESSO」を提供すると発表した。
PHOTOPRESSOは、オンラインでフォトブックを製作し、購入できるサービス。実際のフォトブックを購入するだけでなく、デジタルフォトブックをPHOTOPRESSOのサイト上に公開して、知人や友人とコメントを共有することもできる。サービスの開始日は7月23日。当初は、キヤノンの製品購入者向けサイト「CANON iMAGE GATEWAY」のユーザーに限定してサービスを提供する。
PHOTOPRESSOにログインし、アップロードした写真をドラッグアンドドロップ操作でレイアウトしてフォトブックを作成していく。テキストの入力も可能だ。1ページに掲載できる写真は1枚のみ。CANON iMAGE GATEWAYのオンラインフォトアルバムにアップロードしている写真を利用することもできる。
作成したフォトブックはPHOTOPRESSOのギャラリーに公開できる。知人や友人にギャラリーのURLを伝えれば、ギャラリー経由でフォトブックを購入することも可能。ギャラリーに公開したフォトブックは2週間編集可能で、購入期間は60日間となる。購入期間を過ぎた後は、ギャラリーでのみ閲覧できる。
フォトブックのサイズはB6のみで、表紙およびジャケットは3パターン、帯は4色もしくは全面写真から選択する。見返しの色紙は6種類を用意する。価格は40ページ1700円〜204ページ5800円まで。これに送料がかかる。注文から7〜10日程度で配送される。
キヤノンによると、国内フォトブック市場は2009年で約65億円、2010年は前年比153%の約100億円規模になるという。すでに競合も少なくない状況だが、キヤノンは「他社に比べてアグレッシブな価格設定をしている。また競合はサイズのパターンが多い一方でページ数が固定だったりするが、我々はページ数を自由に設定できる」と強みを語る。
フォトブックの印刷にはキヤノンのデジタル商業印刷機「imagePRESS C7000VP」を利用する。今後はimagePRESSを導入する印刷事業者との協業などについても考えていくという。
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