アドバンスト・メディアは7月9日、話した内容をリアルタイムでテキスト化する音声認識ソフト「AmiVoice SP」を発表した。7月23日から通販サイトや大手家電量販店、専用サイトで販売する。
AmiVoice SPは、マイクを使って発話した内容が、リアルタイムでテキスト化されるソフト。発話内容は、顔文字を入力できる「ブログ日記・メール辞書」、口語調向け「しゃべりことば辞書」、報告書など丁寧な言葉遣い向けの「書きことば辞書」、新聞やニュース原稿向けの「政治経済辞書」のマスター辞書により、各用途にあった文章に生成できる。
同社によると、新聞の経済欄を音声入力した場合、音声認識率は95.5%だったという。「音声認識は確率統計的な手法で判断するため、どうしても修正が必要になる。AmiVoice SPは、修正し学習させることで、音声認識の精度を向上できる」と代表取締役会長兼社長の鈴木清幸氏は説明した。
AmiVoice SPは、ユーザーの発話を自動学習する「音響学習」機能と、修正する単語の候補を挙げる「候補学習」機能を備える。これにより、繰り返し使うことで認識精度を向上させることができるとしている。
また、MP3/WMA/WAVファイルに対応し、ICレコーダで録音した音声からテキスト化することも可能だ。アドバンスト・メディアでは、大量の文章をPCに入力して報告書や電子メールを作成するビジネスマンなどをターゲットにするほか、聴覚障がい者とのコミュニケーションツールとしても活用できるとしている。
動作環境はWindows XP(SP2以上)、Vista、7(64ビット環境に対応)。価格はUSBマイク付きのパッケージ版が2万6040円。USBマイクなしが2万790円。ダウンロード版が1万5540円。
AmiVoice SP | 価格 |
---|---|
USBマイク付き | 2万6040円 |
USBマイクなし | 2万790円 |
USBマイク付き アカデミック版 | 1万8375円 |
USBマイクなし アカデミック版 | 1万4700円 |
アップグレード版 | 1万500円 |
ダウンロード版 | 1万5540円 |
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