「iPad」の販売台数は既に300万台を突破しており、消費者が「Mac」の代わりにiPadを購入するようになる可能性もあった。しかし、ある調査会社によると、現実にはそうはなっていないという。
Piper JaffrayのシニアアナリストであるGene Munster氏は、市場調査会社NPDのデータを分析し、iPadが原因でMacの販売が減少している兆候はみられないと述べた。実際に、6月を含む四半期の最初の2カ月におけるMacの販売は、前年比で37%増加している。
NPDのデータは、Appleが同四半期、310万〜320万台のMacを販売することを示している。これは、ウォール街による同四半期の販売台数予測の310万台と一致する。
Munster氏は米国時間7月6日、クライアント宛のメモの中で、次のように書いている。「AppleはiPadの機能を主にコンテンツ消費に限定し、Macのコンテンツ作成機能と対比させることに成功した。そして、『iPod』と比較した場合でも、iPadの物理的なサイズは有意義な別の価値提案を実現している(携帯性とスクリーンサイズの対比)」
Munster氏は、長期的にはApple製品間でユーザーの奪い合いが発生するだろうが、それは最小限に留まると考えている、とも話した。
iPodに関するニュースは、あまり明るいものではなかった。同四半期の最初の2カ月におけるiPodの売上高は13%減少したが、Munster氏は、それでもこの四半期に900万〜1000万台のiPodが販売されると予測している。ウォール街によるこの四半期の販売台数予測は950万台だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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