富士フイルムは6月24日、モバイル端末向け画像変換サービス「Keitai Picture」のサービス対象機種に「iPhone」と「Xperia」、「iPad」を追加したことを発表した。ASP型とソフトウェアライセンスの2つの方式で提供する。
富士フイルムのKeitai Pictureは、2001年から提供されており、独自の画像処理技術で1種類のオリジナル画像を携帯電話の種類に応じて最適化して配信する。サムネイル画像を自動的に生成したり、携帯電話の待ち受け画面なども自動的に生成する。また、ECサイトなどで商品をより良く見せるために、画像をシャープネス処理して、よりくっきりと表示することもできる。ワンソース・マルチユースのソリューションとして通販サイトやECサイト、不動産情報、中古車販売などで活用されている。
今回サービス対象機種にiPhone、Xperia、iPadを追加したのは、利便性の高いモバイル端末として普及が見込まれ、市場拡大が予想されるためだ。モバイル端末それぞれの機種で表示される画像のサイズやフォーマットが異なるため、モバイル端末向けに視覚効果の高い画像を使ったネットサービスを提供する企業やサイト運営者は、機種ごとに最適な画像を提供する必要がある。
iPhone、Xperia、iPadを追加したことで、それぞれに向けたウェブサイトで機種に応じて自動的に最適化された画像を配信するシステムを構築できる。また、これまでKeitai Pictureで構築したシステムや業務フローを利用したままで、国内の主要なモバイル端末に対して一元管理された画像配信を効率的に行えるとしている。今回、富士フイルムはiPhone、Xperia、iPad向けにKeitai Pictureを再チューニングしたとしている。
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