東芝は6月14日、LED液晶ディスプレイを採用したノートPC「dynabook シリーズ」に夏モデル6機種23モデルを発表した。6月17日から順次販売を開始する。
dynabook シリーズ夏モデルでは、すべてのモデルにLED液晶ディスプレイを採用。従来の蛍光管バックライトに比べて消費電力を抑え、今回発表した「dynabook TX /77M」と2009年4月発表の「dynabook TX /68J」を比較すると、約32%の低消費電力を実現したという。
また、DVDの映像をHD解像度にアップコンバートする同社独自の超解像技術「レゾリューションプラス」を搭載した機種を4機種11モデルに拡大したほか、YouTubeの映像に表示されるボタンをクリックするだけでテレビに出力できる「TOSHIBA Media Control Plug-in」を新たに搭載した。
さらに、Windows7の32ビット版と64ビット版を選べるセレクタブルOS搭載モデルも拡大し、初回起動時に32ビット版と64ビット版を簡単に選べるメニューを新たに用意した。全モデルにMicrosoft Office Home and Business 2010、またはMicrosoft Office Personal 2010を搭載するなど、使い勝手の向上を図っている。
高いAV性能を備えたハイスタンダードAVノートPCの「dynabook Qosmio V65」(市場想定価格:18万円前後)は、CELL技術を応用した映像専用エンジン「スパーズエンジン」を搭載し、高速でのBlu-rayダビングや約490時間録画可能な地デジ8倍録画が可能だ。また、DVDやネット動画の映像をHD解像度に変換できる。
ハイスタンダードノートPCの「dynabook TX」(同:17万円前後)は、入力しやすいタイルキーボードを採用。16型ワイドHD液晶ディスプレイとharman/kardonステレオスピーカー、Blu-ray Discドライブなどを搭載し、Blu-rayタイトルを高画質・高音質で視聴できる。
スタンダードAVノートPCの「dynabook TV」(同:15万円前後)は、PCと地上デジタルテレビ、HDDレコーダー、オーディオと、1台で4役の充実した機能を搭載した。
スタンダードノートPCの「dynabook EX」(同:12万円前後〜)は、先進のCPUと32/64ビット版セレクタブルOSを搭載したモデルを用意。最上位モデルにはBlu-ray Discドライブを搭載するなど、基本性能を向上させたとのこと。筐体デザインに繊細なパターンを施したほか、新色としてモデナレッドを用意した。
ネットノートの「dynabook MX」(同:9万円前後〜)は、高速処理と低消費電力を両立する超低電圧版CPUを搭載。WiMAX通信モジュールを搭載し、高速ワイヤレス通信に対応する。タイルキーボードと格子柄のテクスチャでシャープな質感のパームレストを採用した。
ネットブック「dynabook UX」(同:6万円台半ば)は、先進のCPUとMicrosoft Office Personal 2010(2年間ライセンス版)を搭載し、基本性能を向上させたとしている。
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