日本IBMは、業務システム上で通常業務に不要になった古いデータを効率的にアーカイブするソフトウェア「IBM Optim Data Growth Solution for Oracle E-Business Suite V6.2」および「IBM Optim Data Growth Solution for PeopleSoft Enterprise V6.2」の日本語版を6月11日より提供すると発表した。
Optim製品は、従来よりSAPのERPパッケージ製品などに対応していたが、今回、日本語版として初めて、Oracle E-Business SuiteおよびPeopleSoft Enterpriseへの対応を行った。同製品を使うことにより、本番環境のデータベース(DB)内に存在する古いデータを、顧客情報や注文履歴、発注票間のデータの紐付けなど、データ同士の関連を保持したまま効率的にアーカイブできる。本番環境のDBに蓄積されるデータ量を削減することでパフォーマンス改善とコスト削減を支援する。日本IBMによれば、海外では、同製品の導入により、DBサイズを約30%縮小、日次バッチ処理時間を約75%短縮した事例もあるという。
また、本番環境と同等の規模で、個人情報などをマスキングしながら実際のデータに近いテストデータを作成し、効率的なテストおよびテスト結果の検証を行う製品「IBM Optim Test Data Management Solution」のOracle E-Business SuiteおよびPeopleSoft Enterprise対応版も同時に発表された。
使用料金は、各ERPシステムが稼働するDBサーバのプロセッサ性能および数量によって変動する。例として、2コアの「IBM Power 550」上で稼動するDBが対象の場合、IBM Optim Data Growth Solution for Oracle E-Business Suite V6.2および同 for PeopleSoft Enterprise V6.2が342万円より。IBM Optim Test Data Management Solution for Oracle E-Business Suite V6.2および同 for PeopleSoft Enterprise V6.2が296万8560円より(価格はいずれも税別)。
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