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「Mac OS X」の今後--WWDCで触れられなかった理由を考える - (page 2)

文:Erica Ogg(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年06月14日 07時30分
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 WWDCでのOS Xの扱いは軽いものかもしれないという兆しは、このイベントの開催前からあった。WWDCは開発者向けのカンファレンスだ。つまり、Mac、「iPhone」、iPad、iPodなどのApple製品にかかわりのあるすべての開発者が対象になる。しかし、目ざとい開発者は、カンファレンスのスケジュールを見て、AppleがMac OS X開発者を対象としたデザインアワードを開催しないことに気付いていた。

 これだけでは、Appleが最近デスクトップOSにさほど注力していないと考えるには十分ではない。しかし、先々週のD: All Things Digitalカンファレンスで、最高経営責任者(CEO)のSteve Jobs氏が行った、PC(タブレット端末やスマートフォンとは反対の、完全なデスクトップOSを備えたあらゆるコンピュータを指している)の未来に関する発言でも、PCの利用はもうすぐ主流でなくなるとはっきりと認識していると述べた。

 「例えば、この国が農業国だったころは、車はすべてトラックだった。農場で必要なものだったからだ」と同氏は言う。都市部が広がるにつれて乗用車が普及し、さらにパワーステアリングやオートマチックトランスミッションが広まった。

 Jobs氏は、「PCはトラックのようなものになるだろう」と述べる。同氏は、「PCはすぐにはなくならない」と考えるが、「PCを必要とする人は何人かに1人」だけになるとしている。

 現時点で「Windows 7」は、性能や機能の面から見て、とうとうMac OS Xと並んだか、少なくともそれに肉薄する存在になっている。Mac OS Xが成長し、「Windows XP」が伸び悩んでいたころには後れを取っていたWindows だが、Windows 7は新しいインターフェースや、全体的なパフォーマンス向上を実現した新機能を備え、セキュリティがXPよりもかなり改善し、Mac OS Xに引けを取らないものになっている。もちろん、Microsoftには市場シェアという強みがあるが、Appleは長い間、イノベーションで先を行っていた。Microsoftに追いつかれるのはAppleらしからぬことだ。

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