「Windows 7」は先週末、さらなるマイルストーンを達成した。Net Applicationsによると、ウェブにアクセスするコンピュータの10台に1台が、一時的にWindows 7となったという。Net Applicationsが声明で明らかにしている。
新しくリリースされるWindowsのシェアは通常、一般消費者による使用が最も増える週末にピークとなり、週が始まり平日には再び減少する。しかし、Windows 7の使用率は急速に増加しているという。
Windows 7のシェアは、発売から1カ月もたたないうちに、4%に到達した。「Windows Vista」のシェアが4%に達したのは、発売から7カ月ほど経ってからだった。Windows 7は2009年10月22日に発売されている。
Microsoftは先週の決算報告で、第4四半期(10-12月期)に記録的な数のWindowsを出荷したと述べた。同社の最高執行責任者(COO)を務めるKevin Turner氏は声明で、「Windows 7に対する一般消費者の好意的な反応と、Windows 7の導入に対する企業の積極的な姿勢を非常に喜んでいる」と述べた。
Windows 7の使用率が最も高いのは、当然ながらワシントン州レドモンド地区となっている。
しかし最大の疑問点の1つは、Windows 7によってMicrosoftは、ここ数年間でAppleに奪われた市場シェアを取り戻すことができるだろうかという点である。Net Applicationsによると、これまでのところ、Windows 7の使用率は急速に増加しているが、MicrosoftとAppleの市場シェアはともに比較的安定した状態を保っているという。2010年1月の時点で、ウェブにアクセスする機器の92.02%に、Windowsのいずれかのバージョンが搭載されているのに対し、Macの市場シェアは5.13%であった。
Windows 7がリリースされる直前の2009年9月には、Windowsの市場シェアは92.77%、Macは5.12%であった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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