iPhone向け「iBooks」
AppleはiBooksのiPhoneおよびiPod touch向けバージョンをリリースした。iBooksソフトウェアは6月の後半にもアップデートを予定しており、その後は(Amazonの「Kindle」アプリと同じように)電子書籍のページにメモを付けることが可能になる。PDFファイルもネイティブでサポートされるようになる。
しかし最も重要な新機能といえそうなのは、デバイス間で購入と読書進捗状況を同期できるようになることだ。つまり、例えばiPadで読み始めたものの続きを、iPhoneで読むことが可能になる。これがすべて、コンピュータに接続したり、同じコンテンツに2度料金を支払ったりすることなくできるようになる。
その他の情報
- WWDC 2010には、57カ国から5200人が参加した。
- iPadは59日間で200万台販売され、7月末までには19カ国で発売される予定。
- 現在までに、iPhone、iPod touch、iPad合計で1億台販売された。
- 現時点でiPad専用アプリの数は8500、iPhoneアプリの数は20万。
- 現時点でApp Storeで公開されているアプリの数は22万5000。
- Appleへのアプリ申請件数は週に1万5000件、言語の数は30。そのうち95%が7日以内に承認されている。
- iBooksアプリのユーザーは65日間に500万冊の電子書籍をダウンロードした。
- Appleは現在までに(売り上げの70%の分配として)合計10億ドルをデベロッパーに支払った。
- 人気のあるNetflixのiPadアプリは2010年夏にiPhone対応となる予定。Wi-Fiまたは3Gで使用可能で、HTTPアダプティブビットレート再生を採用する。
- Zyngaの「Farmville」は数週間のうちにiPhone対応となる。このゲームは、Facebookでの月間アクティブユーザー数が7000万人に上る。ゲームの続きをiPhoneからFacebookへ、またその逆に引き継ぐことができる。
- Activisionが、同社のiPhoneアプリ「Guitar Hero」の新バージョンのデモを行った。