社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、携帯型ゲーム機における違法複製ソフトのダウンロード被害額を発表した。全世界で3兆8160億円にのぼることが明らかになった。
調査は、任天堂「ニンテンドーDS(DS)」、ソニー・コンピュータエンタテインメントの「プレイステーション・ポータブル(PSP)」向けソフトの違法ダウンロードサイト114サイトを対象に実施。2004〜2009年までに累計販売数が国内上位20タイトルに入ったゲームソフトにおける日本語バージョンのダウンロード数などから被害額を算出した。
その結果、過去6年間における国内被害額は推計で約9540億円。DS、PSP用ソフトの国内販売比率は世界市場の約25%を占めることから、世界規模での被害額はその4倍となる約3兆8160億円と推定される。
一方、違法複製ゲームソフトサイトのサーバ設置国は、1位が米国で、2位は中国。上位2カ国で全体の6割以上を占めるとしている。今回の調査では日本国内における事例は確認されなかった。
違法複製ゲームソフトのサイトへのアクセスが多い国や地域のトップは米国。以下日本、中国と続く。
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