パナソニック デジタルAVCマーケティング本部は6月2日、モバイルPC「レッツノート」のラインアップとしてコンバーチブルタブレット型の「C1シリーズ」を6月25日に発売すると発表した。市場想定価格は20万円程度の見込み。
パナソニックは、耐衝撃性能や防塵、防滴性能を備えた業務向けPC「タフブック」シリーズでタッチパネルを長年採用している。今回のC1シリーズはタフブックのノウハウを生かし、軽量・長時間駆動とタフをコンセプトとするレッツノートシリーズ設計で開発したもの。
保険の外交員や病院など、対面でのプレゼンテーションを重視し、容易な操作性が求められる業界に最適という。
C1シリーズの重さは約1.46kg。モニタサイズは12.1型で、同等の12.1型液晶以上を搭載したコンバーチブルタイプのPCとしては世界最軽量という。ペン入力やマルチタッチで操作ができ、タブレット機能にはワコムの技術を採用した。
CPUにはインテルCore i5-520M vProプロセッサを搭載し、モバイルWiMAXモジュール、無線LAN、Bluetoothを備える。
特長の1つが2つのバッテリスロットで、標準でバッテリが1つ付属する。1つの場合は軽量モードとして約6.5時間駆動し、別売のバッテリを追加すれば長時間モードとして約13時間駆動できるという。
この時期にタブレットPCをリリースすることについて、「(パナソニックは)タッチインタフェースを備えたPCを10年ぐらい出しており、海外ではすでに生産性向上に役立つとしてざまざまなシーンで使われている。ここに来て国内でもタッチインターフェースが見直されているのが現状ではないか。今後ますます使われていくと思っている」(AVCネットワークス社 システム事業グループ ITプロダクツビジネスユニット ビジネスユニット長の奥田茂雄氏)と説明した。
C1シリーズのほかに、Office Home and Business 2010を搭載した「F9シリーズ」(22万5000円前後)、「S9シリーズ」(22万5000円前後)、「R9シリーズ」(20万5000円前後)を6月17日に発売する。
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