楽天は5月20日、同社の完全子会社である米Rakuten USA(楽天USA)を通じ、米Buy.comを子会社化することで最終合意したと発表した。
楽天では、EC事業のグローバル展開を進めており、すでに2008年に台湾で現地企業と合弁会社を設立したほか、2009年にタイで現地企業を子会社化。それぞれ事業を展開している。中国についても百度との合弁会社を設立し、本格的な事業展開の準備を進めている。Buy.com買収もこのグローバル展開の一環。
Buy.comは1400万のユーザー数を誇る米国のEC事業者。1000社以上の企業が商品を出品するマーケットプレイス型のEC事業も手掛けており、同分野では米国有数の地位を占めるという。
今後は、楽天USAが買収のために米デラウェア州法の規定に従って設立した100%子会社の合併準備会社とBuy.comとを合併させる。合併は6月末の予定で、買収総額は2億5000万ドルに上る。
楽天では、買収後の展開について「詳細は未定」としているが、Buy.comの主要な経営陣はそのまま残る予定だという。
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