この写真は、火星の北半球にあるデューテロニラスメンサ(Deuteronilus Mensae)地域の地形を撮影したものだ。NASAによると、この地域の特徴は、氷を多く含むと思われる「Lobate Debris Aprons」に囲まれたメサがあることだという。
これは岩氷河、地塊運動、あるいは岩屑に覆われた氷河の流れといったさまざまな特徴によって成り立っている可能性がある、とNASAは話す。最新のレーダーデータは、Lobate Debris Apronsがほぼ純粋な氷でできていることを示している。このHiRISE写真に写っているのは、こうしたメサの端にある場所で、Lobate Debris Apronsが地盤から伸びている。
提供:NASA/JPL-Caltech/University of Arizona