パナソニックは4月23日、3Dテレビ「3D VIERA」を発売した。専用メガネをかければ、3Dコンテンツを視聴できる。
発売されたのは、2月に発表された「VT2」シリーズの50V型「TH-P50VT2」と、54V型「TH-P54VT2」の2機種だ。いずれも、3D方式にフレームシーケンシャル方式を採用したプラズマテレビ。フルハイビジョン3D映像が再生できるほか、3D対応「フル・ブラックパネル」の搭載で、2重像を抑えた鮮明な3D再生ができるとしている。店頭想定価格は54V型が53万円前後、50V型が43万円前後。
3Dテレビは、現在ソニーから6月の新製品発売が予定されているほか、シャープが5月、東芝が夏に製品を発表することを表明している。パナソニックでは、他社に先駆けて3D製品を市場に投入した形だ。
すでに一部の販売店では、先行展示などが実施されており、注目度は高い。パナソニックのデジタルAVCマーケティング本部 本部長の西口史郎氏は、「2010年はリビングのハイビジョン3D元年だ。今回の3D VIERA & DIGAは、50年前のカラーテレビ登場時と同じくらいのインパクトがある出来事だと考えている。パナソニックでは2010年の国内3Dテレビ市場を、当初50万台ほどと予想していたが、商品発表後の反響を受け、その2倍近いものになると思っている。その中で3Dテレビ市場の約50%のシェアを目指していく」とコメントしている。
3D VIERAの発売にあわせ、東京六本木にある六本木ヒルズの大屋根プラザで、「3D VIERA 体感イベント」を実施中。広告キャラクターであるプロゴルファー石川遼選手の3D映像などが視聴できる。開催期間は4月25日まで。
同日には、Blu-ray 3Dディスクの再生ができるBlu-ray Discレコーダー「DMR-BWT3000/BWT2000/BWT1000」と、Blu-ray Discプレーヤー「DMP-BDT900」も発売された。
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