Topolsky氏は、こうしたことから、購入を持ちかけられたiPhoneが偽物ではないかと思ったと語った。それでも、Topolsky氏はまだこのiPhoneの購入を考えていた。
「確かに、購入を検討していた時期もあった。そのような状況になったことはそれまでなかったので、葛藤があったのは確かだし、どうすべきか考えていたのも確かだ。すべてがたちの悪い話に思えた。最後には弁護士に相談し、このiPhoneについては何もしないように忠告を受けた。しかしその時には、われわれはすでに手を出さないことに決めていた」(Topolsky氏)
Engadgetは17日、その匿名の人物から入手した写真を公開し、次世代iPhoneの存在についてのニュースをGizmodoよりも2日早く伝えた。Topolsky氏は、Engadgetの幹部がこの記事を公開した時には、問題のiPhoneが本物の試作品であるという確信はまだなかったとしている。この点は注目に値する。
Denton氏は、倫理的な問題や、反発が起こる可能性については、あまり心配していなかったようだ。
それどころか、この記事が引き起こした論争や注目を大いに喜んでいるようだ。Denton氏は米CNETに対して、メディア倫理の専門家は善か悪かということに頭を悩ませているが、Gizmodoの読者は「新しいiPhoneに興奮しているか、不運なGray Powell氏に代わって怒っているかのどちらか」だと語った。Powell氏はAppleの社員で、Gizmodoによれば、カリフォルニア州レッドウッドシティのバーでこのiPhoneを紛失したという。
Gizmodoの記事が派手な扱いをされていることで、Topolsky氏は違った対応をしていればよかったと考えているのだろうか。
「今回の状況は、ストレスのたまる、ややこしいものだった。しかし、その結末には満足している」(Topolsky氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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