NECは4月19日、個人向けPC「LaVie」および「VALUESTAR」シリーズの夏モデルとして6タイプ47モデルを、4月22日から発売すると発表した。
今回の目玉となるのは、ノートPCのラインアップとして新たに登場した15.6型ワイド液晶搭載のスリム・オールインワン「LaVie S」シリーズの12モデルだ。「エアリーブルー」など4色のカラーバリエーションを用意し、デザインにもこだわった。“家庭でのメインPC”をコンセプトにしたものとしては、16型ワイドや15.6型ワイド液晶搭載のスタイリッシュノート「LaVie L」シリーズがあるが、AV機能を強化したハイスペックなLシリーズよりもエントリー向けの仕様で、LaVie Lよりも5.5mm薄くし、LaVie Sは35mmとスリム化した。
また、LaVie Lの9モデルほか、13.3型ワイド液晶を搭載したモバイルノート「LaVie M」6モデル、10.1型ワイド液晶を標準搭載したネットブック「LaVie Light」8モデルも発表された。今回よりLaVie MにワイヤレスTV機能搭載モデル「LM370/AS」が追加された。LaVie LightにはVALUESTAR R(Luiモデル)などを遠隔利用できる「Luiリモートスクリーン機能」を標準搭載し、モバイルWiMAXを標準搭載しているのが特長だ。
発表の中で、自宅にあるNEC製のPCをサーバPCへにできるソフトウェアを7月にも無償提供することを明らかにした。これまで専用のLuiモデルでしか実現しなかったサーバ機能を既存のPCに持たせることができる。対象となるのはWindows 7をプリインストールしたNEC製のPC(一部モデルをのぞく2009年10月以降のPC)。
NECパーソナルプロダクツ 執行役員常務の高塚栄氏は、「(これまでのLuiは)専用のサーバが必要で、提案されている内容はいいけれども手軽に使えないという声が多く、そこをなんとか解決したいと考えていた」と語る。ノートPCは、ネットブックのように制限された中で使えばいいという考え方と、ハイスペックなPCで全部を凝縮して持ち歩くという考え方があるが、通信回線とLuiのリモートスクリーン機能を活用すれば、ネットブックでも手軽に自宅のPCを活用できるとアピールした。
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