NECとNECパーソナルプロダクツは4月14日、個人向けPC「LaVie」および「VALUESTAR」シリーズにおいて、7機種38モデルを発表した。4月16日より順次発売を開始する。
今回の新商品では、Blu-ray Discドライブを搭載したモデルを従来の8モデルから21モデルへと大幅に拡大し、フルハイビジョン(HD)映像をそのまま表示できるフルHD液晶ディスプレイを17モデルに採用した。普及価格帯の「LaVie L」「VALUESTAR N」においても、Blu-ray DiscドライブとフルHD液晶を搭載したモデルをラインアップしている。
映画など高画質なBlu-ray Discソフトの視聴が楽しめるほか、フルHDビデオカメラで撮影した映像や録画したデジタル放送番組もBlu-ray Discに保存できる。フルHD液晶を搭載しているため、Blu-ray Discソフトのフルハイビジョン映像や高画質なデジタルカメラ画像などもより高精細で美しく表示できるとしている。
ノートPC「LaVie L」では、Blu-ray Discドライブと16型ワイドフルHD液晶を搭載した「LL750/TG」4モデルと、Blu-ray Discドライブと16型ワイド液晶を搭載した「LL700/TG」4モデル、DVDスーパーマルチドライブと15.4型ワイド液晶を搭載した「LL550/TG」4モデルの3機種12モデルをラインアップした。
発売は、LL550/TGが4月16日で、店頭想定価格は15万5000円前後。LL700/TGは4月23日で、17万5000円前後、LL750/TGは4月30日で19万円前後の見込み。
3機種ともにHDMI端子を搭載し、フルHD対応のテレビと接続してPCに保存している動画や画像を視聴できる。LL750/TGおよびLL700/TGでは、市販のBlu-ray Discソフトなども楽しめる。AVCHD形式で映像編集できる便利機能も搭載されている。
ボディカラーは、ガラスの粒子(ガラスフレーク)がきらめくスパークリングレッドをはじめ、4つのカラーバリエーションから選択できる。
省スペース一体型PC「VALUESTAR N」では、Blu-ray Discドライブと21.5型ワイドフルHD液晶を搭載した「VN790/TG」3モデルと、「VN770/TG」3モデルが登場。さらに、DVDスーパーマルチドライブと19型ワイド液晶を搭載した「VN570/TG」3モデル、「VN550/TG」3モデルの4機種12モデルをラインアップしている。
いずれも発売は4月16日で、価格はVN790/TGが23万5000円、VN770/TGは21万5000円、VN570/TGは18万5000円、VN550/TGは17万円前後の見込み。
VN790/TGとVN770/TGでは、LaVie L LL750/TGと同様に、Blu-ray Discへの大容量データの保存と、高精細で美しいフルHD映像の視聴、高解像度ならではの美しさと使いやすさを実現した。TV機能も装備し、VN790/TGでは地上、BS、110度CSデジタル放送、VN770/TGでは地上デジタル放送の視聴・録画に対応。VN790/TGではTVチューナを2基搭載することにより、「ダブル録画」にも対応する。
映像のビットレートをリアルタイムで圧縮する「ファインロングモード」で番組を録画した場合、HD解像度のまま約6倍(BS/110度CSデジタル放送の場合、地上デジタル放送は約4倍)の長時間録画ができる。デジタル放送を録画する保存先として市販の外付けUSB HDDを新たにサポートし、約1テラバイトの外付けHDDを接続すれば、内蔵のHDDが一杯になっても、さらに約552時間分の番組をHD解像度のまま録り貯められる。
ボディカラーは、新たに採用したクランベリーレッドをはじめ、3つのカラーバリエーションから選択可能だ。
ホームサーバ・クライアントソリューション「VALUESTAR R Luiモデル」は、宅内外から専用端末(PCリモーター)を使って自宅のPCを遠隔利用する「PCオンデマンド」を実現する。HDDにRAID10構成の大容量約4Tバイトを採用したマイクロタワータイプ2モデルと、23型ワイドフルHD液晶採用のスリムタワータイプの2モデルをラインアップし、コンテンツサーバとしての利用を踏まえて、大容量コンテンツを安全・快適に管理し利用できるよう強化を図った。
発売は6月上旬で、店頭想定価格はスリムタワータイプが16万5000円前後より、マイクロタワータイプは20万円前後より。
このほか、LaVieシリーズでは16型ワイドフルHD液晶を新たに採用し映像と音にこだわったプレミアムノートPC「LaVie C」1モデル(店頭価格23万円前後)と、本体正面のLED表示機能マイシグナルにオリジナルキャラクターを作成して表示できるコンパクトノートPC「LaVie N」4モデル(14万円前後)を発表。
さらにCPUにインテル Core 2 Quad プロセッサを搭載し、約25デシベルの静音性を実現する水冷システムを採用した一体型PC「VALUESTAR W」1モデル(26万5000円前後)、新たにHDMI入力端子を備えた23型ワイドフルHD液晶を採用したセパレートPC「VALUESTAR L」4モデル(17万5000円より)が発表されている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」