インターネット上の違法・有害情報の通報などを受け付ける「インターネット・ホットラインセンター」は、2009年中に寄せられた通報件数を発表した。通報件数は合計で13万586件にのぼった。
このうち、違法・有害情報に該当したのは3万3968件で、前年比67.1%増となった。わいせつ物や児童ポルノなどの違法情報は2万7751件(前年比95.3%増)、殺害等の違法行為の請負、集団自殺の呼びかけなど有害情報は6217件(同1.6%増)となった。
違法情報の内訳は、「わいせつ物公然陳列」が1万4755件で全体の53.2%。以下「児童ポルノ公然陳列」の4486件(16.2%)、「規制薬物の広告」の2555件(9.2%)の順に多かった。
なお、インターネット・ホットラインセンターが、サイト管理者等に対して削除を依頼した1万6496件のうち、88%にあたる1万4518件が実際に削除されたとのこと。また、同センターからの違法情報をもとに警察が検挙した件数は110件としている。
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