「Google Buzz」のアプローチ--ソーシャルメディアでの反転攻勢はいかに - (page 3)

文:Tom Krazit(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年02月15日 07時30分

 「Google Buzz for mobile」は、実質的にfoursquareやGowallaなどのサービスと競合することになる。このモバイル版では、ユーザーは自分の現在地を示す「Google Maps」へのリンクでBuzzステータスをアップデートして「チェックイン」できる。この機能はGoogleのモバイル版ホームページから直接利用できる。Googleはさらに、「iPhone」と「Android」携帯電話で動作する、Google Buzz用のウェブアプリケーションもリリースした。

 Googleのエンジニアリング担当バイスプレジデントVic Gundotra氏によれば、同社は地図アプリケーション「Google Maps for mobile」を改善し、ユーザーの現在地周辺で携帯電話から投稿された公開Buzzコンテンツを見られるようにするという。これには、周辺のレストランの簡単なレビューやルート上の交通渋滞の最新情報をはじめ、考えられるあらゆる情報が含まれる。

 foursquareをまだ試したことがない人のために言うと、Buzzステータスアップデートの位置情報の部分はオプトインであることに留意してほしい。つまり、現在地は手動で明らかにする必要があり、正確な位置を共有しなくてもBuzzのアップデートを投稿できる。

 これは、GoogleがBuzzをどう売り込むかという点で重要な要素となる。ユーザーを魅了するためには、Googleは十分なプライバシー保護手段を提供し、ユーザーが半プライベートな形でオンライン生活を送れるようにしなければならない。しかし、Googleは同時に、データをより広範にウェブに開放し、それを詳細に調査分析して、広告主が求めるトレンドについての情報を収集できるようにしたいとも願っている。

 Facebookのようなサービスにおける問題の1つは、そのコンテンツのほとんどが検索エンジンや一般の人々から隔離されていることだ。これは、ユーザーにとっては良いことだが、検索エンジンやマーケティング担当者にとっては不都合なので、Facebookは、ユーザーがプロフィールを公開するよう穏やかに促している。

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