日産と全旅連が連携、宿泊施設に電気自動車の充電インフラを整備

 日産自動車と全国旅館生活衛生同業組合連合会(全旅連)は2月1日、低炭素・循環型社会の実現に向けて連携することに合意し、覚書を締結したと発表した。全旅連の加入宿泊施設に対して電気自動車の充電インフラを整備するよう促すとともに、宿泊業界の新たな需要を創出する。

 両者はこの覚書に基づき、今後「全旅連の加入施設に対する充電インフラ整備の促進」「電気自動車を活用したゼロ・エミッションツアーなど、旅にまつわる新商品の企画、開発、販売」「充電スタンド情報の案内、および宿泊施設の空室情報の提供、即時予約サービスの実現」「電気自動車の普及啓発」の4分野について協力していく考えだ。

 提携の狙いについて全旅連会長の佐藤信幸氏は、「全旅連が北海道から沖縄まで日本全国にある約1万8000軒の宿泊施設に充電設備を整備することで、旅行者は宿泊先での滞在中に充電し、電気自動車で旅行を続けられる。宿泊施設はさらなる安心感と信頼感を提供でき、宿泊していただく上で新たなアピールポイントになる」と語っている。

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