Appleはさらに、同社のソフトウェア「iWork」のアップデート版も紹介した。iWorkがAppleの携帯デバイスの1つで動作するようになったのは初めてで、iPadのタッチスクリーンをフル活用している。The New York Timesが1月に報じたうわさが立証された形となった。注目すべきは、iWorkが3つの独立したアプリケーションとして提供されることで、それぞれ10ドルとなる予定だ。iPadユーザーが「Numbers」「Keynote」「Pages」の3つを購入すると30ドルになるが、それに対しデスクトップ版の価格は79ドルだ。
Jobs氏は新しいコンテンツ配信システム「iBooks」を発表した(Appleの以前のノートブックシリーズ「iBook」と混同しないように)。新しいアプリケーションは仮想本棚を備え、コンテンツは、HarperCollins Publishers、Hachette、Penguin Books、Macmillan Publishers、Simon & Shusterの5つの大手出版社から提供される(Simon & Shusterは米CNETの運営元CBS Corporationの1部門)。
Appleは、「iBookstore」では一般の書籍だけでなく教科書も販売する予定だと述べた。雑誌も扱うかどうかについて、一切説明がなかったことが注目される。
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