さて、先ほど撮影した写真をTimescapeやMediascapeで閲覧すると、人の顔の箇所に『ながいたん』というタグが表示されているのがおわかりだろうか。これは電話帳に登録した写真と連動し、人の顔を認識してタグを出してくれる機能が備わっているのだ。
いままでドコモのNEC端末は、自分が撮影した写真やコミュニケーションのライフログ機能が搭載されており、またシャープ端末・富士通端末でも、10人までの個人認識を実現していた。しかしXperiaでは、無制限に個人認識を行って顔にタグ付けしてくれる。
ビジネスシーンなら名刺管理の一環で顔写真を割り当てることもできるし、友人同士ならその人が写っている写真をピックアップしてメールで送る、といった使い方もできるようになる。ケータイの中で最大のデータベースとなっている電話帳を充実させることと、それを活用する方法を一挙に提供してくれる面白いサービスだ。
またTimescapeのインターフェースは、Twitterによって注目が集まっている『タイムライン』を意識させることにもつながる。自分の周辺、あるいは世の中での時間の流れの中で、自分がどんなコミュニケーションを取っているのか、選んでいるのか。誰と時間を過ごしているのか。
電話帳に登録する、電話をかける、写真を撮る、メールをする、ケータイで行われている自然な動作が全て、Timescapeで可視化される。ただ音楽が聴きやすい、写真がキレイに撮れる、というだけでなく、生活の中でのエンターテインメントに気づかせてくれる、Xperiaはそんな新しい楽しみ方を提案してくれそうだ。
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