IBMは米国時間1月14日、これまでで最大の規模となるエンタープライズクラウドコンピューティングの導入を発表すると見られている。これは、パナソニックが「Microsoft Exchange」からIBMの「LotusLive」クラウドサービスへの移行を開始するためだ。移行作業の初期段階には10万人以上の従業員が関与し、いずれは世界中の従業員と外部パートナー30万人以上にまで拡大する見通しだ。
この件で重要なのは、その規模の大きさに加えて、パナソニックのような保守的な大企業が全力を挙げてクラウドへの移行に取り組んでいるということだ。さらに、今回の導入がMicrosoft Exchangeを置き換えるものであり、それによって、エンタープライズ向けクラウドサービス分野におけるIBMのリーダー的地位が高まるということも重要である。
パナソニックは数年前から事業のグローバル化に着手しており、社内向けのシステムと社外向けのシステムを統合し、パナソニックという単一のブランドを形作る500社以上の企業をまとめる作業に取り組んでいる。サードパーティーのサプライヤーとのコミュニケーションや一貫性の確保という自社のニーズを評価する中で、パナソニックは世界中の従業員やパートナーに対応できる最高のソリューションとして、クラウドベースのサービスを選択する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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