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NTTドコモ、国内外の携帯電話網に対応する「マルチバンド電力増幅器」を開発

松田真理(マイカ)2010年01月08日 19時06分
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 NTTドコモは1月8日、700MHzから2.5GHzまでの8つの周波数帯に対応したマルチバンド電力増幅器の試作機を開発したと発表した。LTE、W-CDMA、GSMなど国内外の複数の移動通信システムに対応させることを目的としている。

 電力増幅器とは、通信に必要な出力電力まで信号を増幅する電子回路のこと。NTTドコモでは現在、1台の携帯電話機に、各周波数帯に対応する電力増幅器を複数搭載している。今後、LTEの国際ローミングをするに伴って、1台当たりの電力増幅器の搭載数が増える可能性があることから、マルチバンド電力増幅器の開発に着手したという。

 NTTドコモによれば「今回試作に成功したマルチバンド電力増幅器が実用化できれば、携帯電話機を大型化することなく、LTE、W-CDMA、GSMなど、国内外のほぼすべての携帯電話サービスに対応できる」としている。

 なお、この技術の詳細は、1月11日に米国ニューオリンズで開催される「2010 IEEE Radio and Wireless Symposium」で発表する予定だ。

マルチバンド電力増幅器 マルチバンド電力増幅器(試作機)の外観。初段、中間段、最終段と3つの段階で電力を増幅することで、入力信号の約1000倍の電力信号が出力されるという

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