ラスベガス発--ソニーの米国時間1月6日の記者発表でわれわれを迎えたのは、ソニー幹部ではなく、3DのJimi Hendrixだった。ソニーは2010 International Consumer Electronics Show(CES)を前にした記者発表の冒頭で、予想通り3Dテクノロジを強調した。
Jimi Hendrixのビデオは、コンサートの映像を3Dでリマスタリングするソニーの計画のデモンストレーションだ。Hendrixのすぐ後に最高経営責任者(CEO)のHoward Stringer氏が登場し、カントリー歌手のTaylor Swiftを紹介した。Swiftは1曲をライブで演奏したが、Swiftの後ろのスクリーンにはその3D映像も流れた。ソニーはこのような3Dライブパフォーマンスを数多く予定しているという。
4:40 p.m.:米ソニーのプレジデントStan Glasgow氏は、「BRAVIA」テレビの新ラインを紹介した。これは、非常に不気味な音楽とともに、天井から降りてきた。「NX800」は3月に発売予定で、サイズは22インチから60インチ。Glasgow氏によれば、LEDバックライトを備えており、表面は光沢とつや消しから選択でき、厚さは非常に薄いという。
4:55p.m.:ソニーのNetworked Products Groupのプレジデント平井一夫氏が、「PlayStation」の2009年を振り返った。平井氏は、このホリデーシーズンは今までで最高だったと語った。しかし消費者を離さないためには、「それ以上の何かが必要になる」と付け加えた。「PlayStation Network」は現在、映画2700本とテレビ番組1万6000エピソードを提供し、すでにソニーの重要なビジネスとなっており、「PlayStation 3(PS3)」や「プレイステーション・ポータブル(PSP)」の先へ進もうとしている。PlayStation Networkは、ソニーのノートPCからアクセスできるようになる。2月からは6カ国で、すべての主要な映画会社からの映画が、標準画質とHDで提供される予定だ。これを実現するために、Sony Networked Entertainment Servicesと呼ばれる新しい部門が立ち上げられた。
5:00p.m.:新製品「Reader Daily Edition」は「Reader」に似ているが、新聞向けの製品である。初期のコンテンツには、Dow Jones(Wall Street Journal、Marketwatchなど)、New York Post、Los Angeles Timesなどの購読が含まれている。
5:25 p.m.:3Dのゴルフ、3Dのサッカー、3Dのコンサート(Stringer氏によれば、2010年夏のKenny Chesneyのコンサートが初となるという)が実現する。ソニーは、ESPNの3Dチャンネルのメインスポンサーとなる予定であり、このチャンネルは2010年夏のサッカーワールドカップからスタート予定だ。
このチャンネルを見られるように、ソニーは2010年夏に3Dテレビを発売する。3Dテレビ1台につき、アクティブシャッター方式のメガネが2つ付属する。ソニーは、「柔軟」な方法として、このメガネや3D送信機を個別に購入できるとしている。そうすれば、3Dを見たい場合に全く新しいTVを買わずに済む。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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