とはいえ、李氏にはハイテク業界にコネがあって当然だ。2009年9月まで、同氏は中国におけるGoogle運営のプレジデントを務めていた。それ以前には、Microsoftで7年間勤務し、特に発話や自然言語、支援技術に取り組み、Microsoft Research Asiaを設立した。同氏が悪名を馳せたのは、2005年半ばに初めて発表された、MicrosoftからGoogleへの移籍が原因だった。MicrosoftとGoogleというハイテク大手2社は、李氏の雇用をめぐって法廷の内外で争ったが、同年12月に和解した。
李氏は1996年から1998年まで、Silicon Graphicsでバイスプレジデントを務め、ウェブサーバ製品ラインの開発グループを監督していた。
最新の仕事について書かれたウェブサイトの経歴によると、その前に6年間、李氏はAppleで勤務し、最終的には同社のInteractive Media Groupのバイスプレジデントを務めたという。
李氏が2009年9月に立ち上げた現在のベンチャー事業は、北京を拠点とするhttp://en.innovation-works.com/" target="_blank">Innovation Worksで、中国のハイテク企業や起業家の養成を目指している。インターネットやモバイルインターネット、クラウドコンピューティングに注力するInnovation Worksは、毎年「約20の新しいアイデアのプロトタイプを作り、3〜5社の独立系企業のスピンオフを目指す」と自社サイトに書いている。
Innovation Worksは、YouTubeの共同創設者であるSteve Chen氏やLegend Group、AppleのiPhoneの製造も手がけるFoxconn Technology Groupなど、「ベンチャーキャピタルグループおよび投資家たちのエリート集団」から1億1500万ドルの出資を受けているという。
ただし李氏は、http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=newsarchive&sid=a6GpNsdiz204" target="_blank">通信社Bloombergの12月31日の記事で、噂されているApple製タブレットに関する自身の情報は、FoxconnやAppleの関係者から直接入手したものではないと述べた。
記事執筆時点までに、Appleからのコメントは得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。http://news.cnet.com/8301-13579_3-10423353-37.html?tag=mncol" target="_blank">原文へ
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