米国の新聞各社が不況の話題で苦しみを共有する中、New York TimesのエグゼクティブエディターのBill Keller氏は将来に目を向けている。そして、その将来の話題にはAppleタブレットも含まれている。
Keller氏は、10月に入ってThe New York Timesのデジタルスタッフに向けたプレゼンテーションで一連の発言をした。この「非公式の」会議が収録された動画を入手したNieman Journalism Labは、サイト上に動画を掲載した。Keller氏は同会議において、未来のプラットフォームへの備えをすることも含めて、いくつかの事柄を新聞が成功を収めるために成し遂げねばならないと語りかけた。
「われわれはモバイルプラットフォームおよびデバイスに供給する正しいジャーナリスティックな製品を見つけ出す必要がある。『Times Reader』や『iPhone』向けアプリケーション、Wireless Application Protocol(WAP)、近い将来のAppleのタブレット、それに続いてリリースされる製品は何であれ、最高のジャーナリズムを配信する取り組みとして、報道機関をより積極的に関与させていきたい」と、Keller氏は語った。
Keller氏がAppleのタブレットについて内部情報に通じていたのか、それとも数カ月ほど推測やうわさが飛び交ってきたので、タブレットの存在を仮定して語っていただけなのかは定かでない。
しかしながら、Keller氏は一般の人々よりも多くの情報を知り得ただろう。Gizmodoの報道によれば、Appleは複数の注目を集めるメディア企業と何度も協議して、同社がリリース準備を整える新たなデバイス向けにコンテンツをそろえるための話し合いを重ねてきたという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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