Digitimesの米国時間11月19日付けの報道によると、多くの人が期待しているApple製タブレットのリリースは、当初予測されていた2010年前半ではなく、2010年後半になるという。ある業界アナリストはこれに対し、リリースの時期はウォール街にとって重要ではないと述べている。
Digitimesによると、Appleは長期にわたりうわさされているタブレットのリリースを延期するという。コンポーネントの一部に対する変更の決定がその理由として挙げられている。同報道は、匿名の情報源を引用して、AppleはLG製の9.7インチ有機発光ダイオード(OLED)画面を採用したモデルを発表する予定だと述べている。
金融アナリストらにこの報道に懸念を抱いている様子はなく、タブレットが当初うわさされたように2010年前半にリリースされるかどうかについて気にしていないようだ。
Piper JaffrayのシニアリサーチアナリストであるGene Munster氏は19日、「現時点では、われわれはこの報道の妥当性について、肯定することも否定することもできない。しかし、ウォール街のモデルが現在そのタブレットを反映していないこと、2010年に実際に本体が発売される見込みが低いこと、そして、投資家がリリース時期よりもタブレットが本当に存在するのかどうかに注目していることを考えると、正確なリリース時期は重要ではないとわれわれは考えている」と顧客へのメモで述べた。
Digitimesの情報筋が見積もったタブレットの価格も、Munster氏の予測と合致しない。Digitimesによると、同社は2000ドルと800〜1000ドルの2種類のモデルが発売されると予測しているという。
Munster氏は、Appleはタブレットの価格を現行「iPod touch」の199ドルから「MacBook」の999ドルの間に設定すると主張している。Munster氏によれば、同氏はタブレットの価格は500〜700ドルになると予測しているという。
もしタブレットが2010年9月に600ドルで発売されたら、Appleは2010年末までに65万台を売ることができるだろう、とMunster氏は予測している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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